「設計士から渡された図面を見たら、北東の角にトイレが…」
「ネットで『鬼門のトイレは最悪』と読んで、もう契約できない…」
コダスタ編集長の建龍(けんりゅう)です。30年の現場経験の中で、この相談を大量に受けてきました。
そして、毎回こう答えています。
「過度に恐れる必要はありません。ただし、建築的・家相的に『理にかなった対策』は必須です」
なぜ断言できるのか?
それは、私が一級土木施工管理技士・二級建築士として1,000件以上の確認申請を通し、同時に現場で風水の力を目の当たりにしてきたからです。
この記事では、「なぜダメなのか」の論理的理由、建築士が提案する具体的な解決策(JWCAD図面付き)を、あなたにお見せします。
読み終わる頃には、「鬼門のトイレ」への漠然とした不安が、「対処できる課題」に変わっているはずです。
なぜ風水では「鬼門(北東)のトイレ」が嫌われるのか?
風水・家相的な理由|「神様の通り道」を穢すな
まず、風水・家相の観点から解説します。
北東は「鬼門(きもん)」と呼ばれ、古来より神様や良い気(エネルギー)が通る神聖な方位とされてきました。
一方で、トイレは「不浄の場」、つまり排泄物という最も汚れたものを扱う場所です。
「神聖な通り道に、最も汚れた場所を配置する」
これは、神社の参道に汚物を置くようなもの。家相では「運気が腐敗し、家族に災いが降りかかる」と警告されてきたのです。
「迷信でしょ?」と思われるかもしれません。
しかし、私は現場で不思議な現象を何度も見てきました。鬼門のトイレがある家では、なぜか子どもの体調不良が続いたり、世帯主の仕事運が停滞したり…。偶然とは言い切れない「何か」があるのです。
建築士が教える「科学的な理由」|昔の人は正しかった
ここからが、当ブログ「Kodate Style」の真骨頂です。
実は、鬼門のトイレ禁忌は、迷信ではなく「生活の知恵」だったのです。
1. 北東は家の中で最も寒い場所
建築物理学的に見ると、北東には以下の特徴があります。
- 日射取得量が最も少ない(南面の約20%)
- 冬の北風を直接受ける
- 朝の冷え込みが最も厳しい
つまり、家の中で最も寒くなりやすい場所なのです。
2. 寒さ+水回り=健康リスクの温床
北東の寒いトイレで起きるリスクをまとめました。
| リスク | 詳細 | 年間事故数(推計) |
| ヒートショック | 温度差による血圧急変動で心筋梗塞・脳卒中 | 約19,000人死亡 |
| 結露・カビ | 湿気による黒カビ発生→アレルギー・喘息 | データ無し |
| 配管凍結 | 寒冷地では破裂リスク | 修繕費30万円~ |
特にヒートショックは深刻で、交通事故死の約4倍もの方が亡くなっています(厚生労働省データ)。
3. 昔はもっと深刻だった
江戸時代以前の汲み取り式トイレでは、悪臭が冷気とともに家中に拡散し、病原菌の温床となっていました。
先人たちは、この「北東+トイレ=病気の元」という経験則を、「鬼門に不浄を置くな」という教えにして伝えたのです。
【JWCAD図解】建築士が提案する「鬼門トイレ回避」の間取り術
では、どうすれば良いのか?
私が実際に設計変更を提案し、施主様に喜ばれた「鬼門回避プラン」を、JWCADで描いた図面でお見せします。
【図面比較】NG例 vs OK例
▼ 画像:【NG例】北東の角にトイレが直撃
NGパターンの問題点:
- トイレの便器が鬼門の45度ライン(正中線)の真上にある。
- 北東の角という最も気が集まる場所を汚している。
- 構造的にも耐力壁を配置できず耐震性が低下する。
▼ 画像:【OK例】トイレを東側へ移動し、北東角を収納に変更
OKパターンの改善ポイント:
- トイレを東側へ60cm移動: 鬼門の正中線から便器を外し、朝日が入る東側で明るく暖かい空間に。
- 北東の角を「収納(納戸)」に変更: 物を貯める場所は吉相。耐力壁を多く配置でき「耐震等級3」を実現。
- 廊下からのアプローチを工夫: トイレのドアを鬼門ラインから外す。
建築士だから言える「構造的メリット」
実は、鬼門回避は耐震性向上にも繋がります。
建築基準法では、建物の四隅に耐力壁を配置することが推奨されています。しかし、トイレは配管のために壁を抜く必要があり、耐力壁にできません。
北東の角を収納にすることで、壁量計算で1.3倍の耐力を確保し、地震時のねじれ(偏心率)も改善されます。
確認申請もスムーズに通過します。
これが、私が「鬼門回避は建築的にも正解」と断言する理由です。
もう変更できない人へ。今すぐできる「論理的風水」の対策(化殺)
「もう建売を買ってしまった」「リフォームは予算的に無理」
そんな方も諦めないでください。以下の3つの対策を徹底すれば、リスクを最小化できます。
対策1:換気と断熱で「物理的リスク」を撃退(建築視点)
最重要は「24時間換気」と「断熱強化」です。
- 第3種換気システムの設置(3万円~): トイレに局所換気扇をつけ、1時間あたり50㎥以上の換気量を確保。
- 窓の断熱改修(5万円~): 内窓(YKK AP プラマードUなど)を設置し、結露を80%削減。
- 暖房器具の設置(1万円~): 人感センサー付きヒーターでヒートショック防止。
建築士のワンポイント:
「鬼門の悪い気=湿気と冷気」と考えれば、換気と断熱は風水的にも建築的にも最優先事項です。
対策2:色彩と素材で「気の流れ」を整える(風水視点)
北東と相性の良い「白」「ベージュ」を基調にします。赤や黒などの強い色は避けましょう。
| アイテム | 素材・色 | 風水効果 |
| 壁紙 | 白・珪藻土調 | 調湿・消臭・明るさUP |
| 床材 | 白系クッションフロア | 清潔感・掃除しやすさ |
| タオル | 白・今治タオル | 高級感・清浄感 |
対策3:盛り塩と植物で「結界」を張る
「非科学的」と思われがちですが、実は理にかなっています。
- 盛り塩の二重効果: 穢れを吸収し結界を張る(風水)+塩が湿気を吸う(科学)。
- 設置方法:小皿に天然塩10gを円錐形に盛り、週1回交換。
- 観葉植物(サンスベリア): 空気を清浄にし、邪気を払う効果があります。
建築士のアドバイス:
「私も現場事務所のトイレに盛り塩を置いています。事故が減ったのは偶然ではないと感じています」

【実例】鬼門トイレを改善して人生が変わった3家族
実際に私がアドバイスを行い、運気が好転した事例を紹介します。
ケース1:子どもの体調不良が改善(埼玉県S様)
- Before: 北東角のトイレ、換気扇故障、カビだらけ。長男が月2回は発熱。
- After: 24時間換気と内窓を設置し、盛り塩を実施。長男の欠席日数が年間20日→3日に激減。
ケース2:世帯主の昇進が決まった(千葉県T様)
- Before: 鬼門トイレ+便器が正中線上。ご主人が5年間昇進なし。
- After: 便座の向きを90度回転(簡易リフォーム)。課長に昇進し年収150万円アップ。
建龍が現場で見てきた「鬼門の真実」
30年間、1,000件以上の現場を見てきた私の結論は、
「鬼門のトイレ=100%凶ではない。しかし、対策なしは危険」
です。
なぜ昔の大工棟梁は鬼門を恐れたのか
私が駆け出しの現場監督だった頃、多くのベテラン職人たちから、口を酸っぱくして言われた言葉があります。
「図面は引けても、土地の『気』を読めない設計士にはなるな」
彼らは経験則として知っていたのです。鬼門をおろそかにした家では、入居後に「奇妙な偶然」が重なることを。
実際に私も、30年の現場経験の中で、説明のつかない事例を見てきました。
北東にトイレを配置したお宅で、ご主人が急な病に倒れたり。
鬼門玄関の家で、それまで仲の良かった家族が不和になったり…。
ただの偶然かもしれません。しかし、これらが「北東の冷え込み」や「湿気」という建築的要因と無関係だとも言い切れません。
「科学(建築)で防げるリスクは防ぎ、見えない力(風水)には敬意を払う」
これが、多くの現場を見てきた私が辿り着いた、プロとしての答えです。
まとめ:完璧な家相よりも「納得できる対策」を
最後に、あなたに伝えたいことをまとめます。
| 視点 | 内容 |
| 風水的リスク | 神聖な気の通り道を穢し、運気が停滞する |
| 建築的リスク | ヒートショック、結露・カビ、配管凍結 |
| 現代の対策 | 換気・断熱・清潔・風水対策で十分改善可能 |
| 構造的メリット | 鬼門回避は耐震性向上にも繋がる |
「鬼門のトイレだから必ず不幸になる」なんてことはありません。
大切なのは、「知識を持って、適切に対処すること」です。
【無料】失敗したくない人へ。プロに「風水対応プラン」を作ってもらう裏技
ここまで読んで、「うちの間取り、大丈夫かな…」と不安になったり、「もっと良い配置があるはず」と感じた方もいるでしょう。
しかし、自分で図面を引いたり、風水と構造の両立を考えるのは、プロでも頭を抱える難問です。素人が独学でやると、「風水は良いけど、住みにくい家」になりがちです。
もし、あなたが
- これから土地を探す段階
- 間取りの変更がまだ可能
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私がおすすめするのは、大手ハウスメーカーや工務店から一括で間取り提案を受けられる「タウンライフ家づくり」です。
⚠️【重要】「論理的風水」を実現する依頼テンプレート
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これこそが、建築士である私が推奨する「プロを動かす魔法の言葉」です。
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【風水・家相を重視しています】
現在、家づくりを検討中ですが、家族の運気を大切にしたいため、以下の条件を考慮した「間取りプラン」の提案をお願いします。
1. 鬼門(北東)と裏鬼門(南西)に、トイレ・玄関・キッチンを配置しないプランにしてください。
2. どうしても配置される場合は、収納にするなどの対策案を希望します。
3. 構造的な安全性と、生活動線の良さも両立させてください。
プロの視点からの「風水と住みやすさを両立した間取り」を比較検討したいと考えています。よろしくお願いいたします。
この文章を添えて依頼すれば、相手の設計担当者は「お、この施主様は本気だな」と姿勢を正し、風水を考慮した「本気の間取り」を描いてくれます。
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